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Nフィールドの特徴
精神疾患患者に対する訪問看護
Nフィールドは日本で唯一、精神科のみに特化した訪問看護を全国に展開しています。
Nフィールドが行う訪問看護は、精神疾患患者が担当医から訪問看護が認められ、指示書が処方された場合に、自宅で療養上の世話や診療の補助を行います。
サービスの中核となる訪問看護ステーション「デューン」は、全国47都道府県、約200拠点を持ち(2020年11月末現在)、国家資格、都道府県知事資格免許を持った看護師約1000名、精神保健福祉士約50名、作業療法士約2名を擁し、精神疾患を持つ人に対し高い専門力を持った訪問看護を行っている。
利用者の精神症状を確認し、必要な場合は医師や精神保健福祉士等と連携し、医療的な関りを持ち、食事や掃除など日常生活を確認し、それを患者自身で行えなくなった場合には援助も行います。
Nフィールドは特定の系列に属しておらず、様々な病院と柔軟な連携を取ることが可能で、医療保護入院や措置入院で入院することになった患者、医療観察法対象者や、病状が重く他社で受け入れを拒否された患者の受け入れも行っています。
訪問看護ステーション「デューン」のサービス提供エリアは広範で、利用者宅が分散されて効率的なサービスの提供が難しい場合には、訪問看護ステーションと同じ都道府県の営業所からサポートが行われます。
なお、全ての利用者に対して事業所から利用者宅までの交通費を徴収していません。
精神疾患患者に対する住宅支援
このサービスは、保証人がいない場合や疾患が理由で物件を借りることが出来ない等の場合、Nフィールドが物件の借主となり物件オーナーと賃貸借契約を結び、その物件をNフィールドが患者に対し貸主となって住宅支援を行っています。
Nフィールドの利用料金、利用時間、利用回数
- 医療保険の場合 1~3割負担
- 介護保険適用の場合 1割負担
- 生活保護受給者 自己負担なし
- 自立支援受給者証や精神障害者保健福祉手帳を持っていれば自己負担が軽減される場合がある。
医療保険か介護保険どちらが適用になるかは、利用者の年齢や症状の重さによって異なります。
介護保険が適用される場合
- 65歳未満40歳以上であれば、16特定疾患の対象者で、要支援・要介護と認定された場合。
- 65歳以上で要支援・要介護と認定された場合。
医療保険が適用される場合
- 介護保険が適用されない0歳から誰でも利用することが出来る。
訪問看護の利用時間と利用回数
介護保険の支給限度額内で利用できる回数までで、他のサービスを併用すると利用回数の上限は変動します。 1回の訪問で30~90分。
医療保険の場合、1週間に1~3回で、1回の訪問で30~90分(医療依存度の高い利用者は週1回に限り、90分を超える長時間訪問看護を利用可能)で、退院後3か月以内に限り、週5回の訪問が可能で30分未満の短時間の訪問が可能になっています。
費用の自己負担例
- 医療保険の適用で1割負担の場合 週1回(月間4回) 30~60分訪問 3990円
- 介護保険の適用で1割負担の場合 週1回(月間4回) 59分訪問 3320円+地域加算(地域ごとに変動)
自立支援医療制度や精神障害者保健福祉手帳を交付されているなどの助成制度を受けていると、負担金が軽減される場合があるので申し出をしてください。
訪問看護と訪問介護の違い
訪問看護は点滴や注射など自宅で医療行為を行える点が特徴で、医療行為を基本に健康、生活状態全般をサポートし、正看護師や准看護師、保健師によって行われます。
訪問介護は身体介護(入浴介助、排泄介助等)生活援助(料理、洗濯等) でホームヘルパーによって行われます。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で精神科訪問看護においても、利用者減少が予想されましたが、Nフィールドの業績発表によると感染防止のための様々な取り組みによって、一部のキャンセルはあったものの大きな影響は無かったとのことでした。
売上高の推移から見ても、過去最高を更新する見通しとのことで裏付けられています。
精神科退院患者の平均在院日数が265日と減少傾向ではあるものの大きな日数であること、「入院医療中心から地域生活中心」への変化が著しいことなどから、訪問看護の認知度が広がりハードルは低くなってきています。
自立支援医療制度を利用している人や精神障害者保健福祉手帳の保持者は、安い金額でサービスを利用できることもあり、患者さんご自身の症状と合わせて精神科訪問看護のサービスを考えてみてもいいかもしれません。