アシロのカイラス小額短期保険の子会社化は強気

アシロが9/14引け後に決算を発表して、決算内容は悪くなく進捗率は順調で年度の業績予想の修正もなかったけど、翌15日の株価は10%以上下げて引けた。

理由は(株)カイラス小額短期保険の子会社化を発表したこと。カイラス小額短期保険は弁護士費用保険を中心に展開している会社で、契約件数は年々右肩上がりで伸びている。

アシロによるカイラスの株式取得は来期になるため、今期の損益には影響を与えないとのこと。

カイラスの業績は2021年3月期は5577万円の赤字で、この会社の株式持ち分比率を現状の全体の14%から77%まで引き上げるとのこと。

決算説明会資料によると、全体の14%出資分は2950万円で取得したとのことで、今回の持ち分比率の引き上げで残りの62%の取得分は前回の出資時と変わらない株価で行うとのこと。

これを計算すると、次回の出資総額は約1億3000万円ちょっとになる。

今期の通期利益予想は2億2200万円ということを考慮して、来期は出資額の1億3000万円とカイラスが黒字転換しなかった分のマイナス要因が重しになるということを考えると、かなり強気の子会社化だと思う。

買収が波及する数年規模の効果に、よほど自信を持っているのだろう。

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