証券営業を辞めたい

このページを見てる人のほとんどが証券営業を辞めようか考えている人だと思います。

上司からのパワハラがひどい、お局さんが恐い、営業のやり方がひどい、文化が古いなどと感じている人だと思います。

そんな人たちへの参考になれば幸いです。

証券営業を辞めた後の顛末

僕を含め証券営業を辞めた多くの人は、その後転職を繰り返す傾向があるようです。

多くの人がキャリアダウンになってしまい、キャリアアップの転職はかなり少ないと思った方がよいでしょう。

僕が新入社員の時に、当時35歳くらいの管理者から聞いた話では、その管理者の同期の人が証券会社を辞めた後どんどん規模の小さな証券会社に移っていっているということです。

恐らく最初の会社を辞めた時、その時点の周囲の環境に耐えられなくなり退職したパターンだと思います。

証券営業を辞めた直後は一時的な開放感を得られるかもしれませんが、その環境に満足していられる期間は短く、すぐに自身のキャリアに対する不安が訪れます。

その将来に対する不安から再び就職活動を開始するという流れになると思います。

この沼にハマらないためには、月並みですが長く続けることができる自身の特性に合った職種・会社を選んだ方が良いと思います。

長く続けている職種イコール自身の特性に合っている職種という認識で間違いないと思います。

自身のパーソナリティが業界を選ぶ

福祉の業界に長く携わっている人はそのようなパーソナリティの持ち主です。

証券営業の業界に長く携わっている人はそのようなパーソナリティの持ち主です。

美容関係の仕事に長く携わっている人は美意識の高いパーソナリティの持ち主です。

仕事が人格を作るのではなく、人格が自然とその仕事を選んでいることの方が多いと思います。

この点を認識して自身の特徴を改めて見つめなおして、背伸びすることなく特性に合った職種や会社を選ぶと長く身を置けると思います。

シナジー効果が出る転職先が見つかればベスト

証券営業で培った知識を活かして、自身に不足している知識や技術を会得できる職種や会社に出会えればベストだと思います。

例えばコンサル会社への転職でM&A案件に携わる機会を得られれば、自身に不足していた財務知識や法務知識が増えることに加え、それまで培ってきた経営者との折衝能力を活かすことができることなどです。

こういったケースが自分の強みを活かして弱みを補うことができるシナジー効果が生まれる例です。

大きな会社に転職することだけがキャリアアップではなくて、自身の強みを活かせて不足を補うシナジー効果があるか否かで職種や転職先を選別するのが良いでしょう。

新卒入社から3年から5年は辞めない方が良い

証券営業の仕事を5年くらい続けることができれば、一通り全ての営業経験をこなせているのではないかと思います。
5年くらいの経験を持っていれば、他業界への転職時に証券業界に携わっていたと言えるくらいの知識が付いていると思います。

前述したキャリアアップの転職に成功するためには、証券のみならず金融業界、さらに経済全般の最低限の知識を持っていることが前提になるので、なんとか3年から5年くらいは証券営業を頑張りたいところです。

新卒入社から数か月の転職は絶対損

入社から1年以内のたった数か月の転職は絶対に損です。

思い出してみてください。

就職活動に1年くらいの時間をかけてやっとたどり着いて入社したという人が多いと思います。

また、入社時の手続きも親族の保証印が必要だったりととても大変な思いをしたことと思います。

入社後1年以内に辞めてしまうと、次の転職活動において金融業界にいたというキャリアは全く評価されません。
1年以上かけた就職活動の時間とわずかな期間会社に籍を置いた時間が、全く無駄なものになってしまいます。

仮に次の会社に入社したとしても同じ失敗を繰り返さない保証はありません。それどころか同じような大変な環境であることがよくあります。

こういった理由で、新卒入社から数か月しか経っていない転職は損にしかならないのです。

同じ金融業界は避けて他の業界を選ぶ

もし証券営業を辞めるのであれば、次の転職先の業界は同じ金融業界を避けた方が良いと思います。

銀行の営業も保険会社の営業も証券会社の営業も、金融業界に長期間携わっている人たちの特性・人間性はみな類似していると感じます。

この人種の人たちが作った文化ややり方・特性が合わずに辞めていくわけですから、次に同じ金融業界に転職すると同じことの繰り返しになってしまいます。

こういった理由で金融業界以外の他の業界を選んだ方が失敗を避けられると思います。

他業界の営業に転職した元同期の話を聞くと晴れ空になった感覚と言っていました。

新卒入社後5年経過すると辞めたい気持ちが低下する

証券営業は新卒入社から5年を経過すると離職率がいっきに下がります。

前述の通り入社後5年を過ぎると仕事を覚えて中堅社員になり、後輩の数も増えてきて現状に満足するようになります。

あれだけ嫌で一日でも早く辞めたいと思っていた状態から現状でもいいかな妥協し始める時期になります。

この点で現状維持という選択肢も生まれ、無駄な転職を避けることができることができます。

まとめ

多くの人は証券会社に入社して驚いたことが多いと思います。

証券営業はレベルの高いやり方で、キラキラした業界だと思って入社したけどそんことはなかったなど様々感じることがあると思います。

入社間もないころは理解できませんが、やり方が古くて自分にとって成長が少ないと思ってる仕事でも、後になって考えてみると糧になっていたと思う点多々あります。

石の上にも3年と言いますが、継続しないと理解できない技術的な面もあるので苦しいですがしがみつくのも一つの手段だと思います。

証券営業を辞めるか辞めないかを判断する時の参考にしてもらえたら幸いです。

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