パチスロでも運が悪い話

昔、花火百景に毎日設定6が入るという店があった。確か10台位設置されていた。

その店は郊外にある敷地の広いパチンコ屋で普段はガランとしてほとんど客が入っていなかった。

ある時から新しい店長が着任して「生まれ変わるために出玉を出して客を呼び寄せる!」とハッキリ店内ポップやメールで大々的に宣伝して公言していた。

そしてよくホールにも出てきて来店客と親しんでいて人気者の若い店長だった。

当時は今ほどイベントの宣伝に厳しくなくて、メールやP‐ワールドなどで煽り放題の状態であった。

その店長のイベントの内容は、全台設定6になる機種が毎日日替わりで用意されて、他にも当時のAT機のサラリーマン金太郎やアラジンAのような、機械割が高い台にも設定6が1~2台は入っているものだった。

確かに出玉は多くて瞬く間に人気店になっていった。

自分らは当時軍団でその店に通っていて、その日は高設定台に座れなくてかなり負けていて、僕はとあるストック機を打って天井近くまでハマっていた。

そしてもうちょっとで天井ゲーム数だった。

やがて天井ゲーム数に到達した。

「ん???何も起こらない。。。」

天井が発動しなかった。

「ストック飛ばしてる!」

確か内部抽選を150分の1位でボーナス抽選する機種だったので、前日にストックを飛ばしていなければ常にストックは満タンの状態であることが普通。

天井が発動しないのはストック飛ばしをやっていることの証拠だった。

自分ら軍団は驚いた「こんな機種でストック飛ばしてるのかよ」

そのまま続けて100ゲーム以上遅れて天井が発動して消化してその台を離れた。

閉店時間になりその日はボロ負けで全員で10万ぐらい負けだった。

自分らが換金して駐車場に戻る途中、店の前で店長が数人の客と楽しそうに話をしていた。

次の瞬間たまたま店長が一人になったので軍団の一人が声をかけた。

「店長!この店は出す店に生まれ変わるんじゃないんですか!それなのに天井発動しないじゃないですか!ストック飛ばしてるじゃないですか!出す出すって言ってたのに出す気ないじゃないですか!ガックリですよ~~」

「え、、、、いや、そんなことはしてないですけどね。」店長は少し困った顔で返答してきた。

「でも規定ゲーム数で天井が発動しなかったですよ!ストック切れにはなってましたよ~。僕ら10万も負けちゃいましたよ~」

続けて

「もしかしたら、店長出し過ぎちゃってるから他の人が店長に黙ってストックは飛ばしちゃってるんじゃないですか~~店長若いから他の管理職の人が勝手に飛ばしちゃってるんですよ!」

店長は「えええ、そんなことないですよ~、お客さんのヒキですよ~」

軍団のうち一人が「ひどいな~花火百景据え置いてくださいよ~」サラッとそんなことを言った。

店長「ハハハハハ、無理です!」

翌日もその店に行って高設定狙いをしていた。

開店から2時間くらい経過した位だったか乗り打ちの友達と店内を徘徊していた。

花火百景の前日の設定6の台はさすがに、誰も打たず放置気味にされていたけど、チラッと見るとREGが不自然に多く当たっていた。

「お、おい。。ホントに据え置いたんじゃねーのか。試しに打ってみろよ」

自分が打つことになった。

打ち続けると、、、、

うん。。まあまあ当たる。うん、、良く当たる。。

でもなんかイマイチ出ない。

途中からわかった。多分6です。

でも結構長い時間打ってるのにあんまり出ない。

ずっと2000枚ぐらいでずっと出ない。

すると夕方あたり、アルバイトの店員さんがニヤニヤしながら話しかけてきた。

「店長からの伝言です!やっぱりヒキ弱いですね。とのことですww 何か店長に言っておくことありますかw」

僕「・・・・・」

僕「ゴメンナサイ!」店員さんは笑って帰っていった。w

悔しかった。。

店長、、やっぱり上から見てるのね。ホントに据え置きにするのね。すげーよ。

結局その日は全員で4万円くらいしか勝てなくて、前日と合わせてもトータル負け。

昔からヒキの悪さは一級品!

前日のストック飛ばしは確定だけどこんな男が株で勝てるわけがない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする