証券会社で働いて魅力だったことを思い出してみた

大きな魅力は福利厚生が良いこと

社員寮は綺麗な建物、安い金額で住める

社員寮を一か月1万円から5万円程の安い金額で使用することができ、毎月の給与から天引きされます。

入社年次によって負担額が変わりますが、新卒入社1年目は1万円以下で独身寮に住むことができます。

また独身か所帯を持っているかにもよって変わり、所帯を持っていれば部屋の広さや間取りを、ある程度選ぶことができます。

都市圏に配属されて立地など運がよければ、高級マンションが割り当てられることもありますが、そうではなくても、新しくて綺麗な建物に住まわせてもらえる場合が多いです。

健康保険関連も手厚い

40歳以上になると年に一度、人間ドックを25,000円を上限として負担した費用の半額で受けることが出来ます。

上限金額以上の検査オプション料金などは自己負担になります。

健康保険組合の保健施設(観光地や温泉地)の保養所を割安な金額で利用することができ、休みの日に同僚や家族と遊びに行くことが出来ます。

ストックオプション制度は魅力的

上場している証券会社であれば、ストックオプションとして自社株を有利な条件で買うことができるのも魅力です。

支払われる給与から毎月一定金額を市場価格で買い付けますが、買い付けた株数より数パーセントの多い株数が割り当てられます。

長期間ストックオプション制度を利用していれば、毎月数パーセント多い株数を受け取ることによって、保有する自社株数が多くなり売却時の株数が多くなることによって、拠出した金額よりも多く受け取れる可能性が高くなります。

富裕層の嗜好に触れ合う機会が多い

富裕層のお客様のお屋敷のような自宅で商談することもあり、大きな部屋、最高の日当たり、富裕層宅の空気や匂いなど、それまで一般人には経験したことのない新しさがあります。

お客様のこだわりのティーカップやお皿を使っておもてなしを受けたり、お客様の考え方や世界観を聞き勉強になることがたくさんあります。

こういった富裕層の嗜好を理解し、自分のステップアップにつなげられる魅力は、金融業の中でも証券会社に特有のものだと思います。

社内においては、ベテラン社員や先輩は平日の仕事終わりにも高級料理店で食事することが多いので、付き合いで自分も高級店に行く機会が多くなります。

こうした上席の振る舞いや嗜好などからも学び取ることもあり、次第に自分にとって大切な場面で役に立ってきます。

給与水準が高くお金が自然と貯まっていくのは魅力的

飲み会の回数が少ない支店や異動シーズン以外のイベントが少ない時期には、お金を使う機会が少なくなるので、お金が自然と貯まっていきます。

3年目位まではベースの給料が少ないので実感がほとんどないと思いますが、3年目以降は1週間のうち半分が外食など、適度な贅沢をしていても年間で100万円位はゆうに貯金できるようになります。

証券会社の給与はボーナスの額によって大きく変わってきます。

ボーナス時期に至るまでしばらく経済環境が良かったか悪かったかで大きな差が出てくるので、その良い時期に相対的に手数料を多く稼いでいると、驚くほど多くの金額を受け取ることができます。

また若年層社員でも親以上のボーナスを得ることがあるのも魅力的です。

評価の対象は同年代や同じ役職の中での相対評価になります。

経済知識が蓄積される

多くの会社では、その会社で必要とされる知識やその業種のみで役に立つ知識の蓄積に留まりますが、証券会社で働くと、業種の垣根を超えた包括的な経済全般の知識がつきます。

多くの上場企業の株と触れ合う機会が多くなるので、必然的にその企業が、何の業種でどういう事業を行っているのか知識が蓄積されていきます。

このことは証券会社で働くことの大きな魅力です。

経済全般の知識が多いと転職の際の企業を調べるときなど、どういった業種で、どういった会社の下請けだったかなどもわかるようになり、後悔しない会社選びに役立ちます。

まとめ

日常業務は厳しい証券会社ですがその見返りは給与面以外にも数多くあります。

やはり、一般的には経験することが難しいことを経験できることが大きな魅力なのではないでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする